神保外科/外科・内科・胃腸科・泌尿器科・整形外科・皮ふ科・リハビリテーション科・内分泌外科・甲状腺外科/名古屋市守山区小幡中2-20-1 TEL052-793-4728
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骨粗しょう症
 
 

年を重ねると「腰が痛くなったり」「背中が丸くなったり」また、女性の閉経後に多い「骨がスカスカ」になり、骨折しやすくなる病気で加齢とともに患者数が増えていきます。最近では、若い女性でも運動不足や食事の偏りのため骨が弱くなっている可能性が指摘されています。「骨粗しょう症」は、日常生活のうえで、ほんの少しの心がけで予防ができます。ぜひ、参考にして元気な暮らしをお楽しみください。あなたの骨の健康チェック・・
※チェックが多い方は改善に努力しましょう!(下記は目安です)

 
【骨粗しょう症ってどんな病気?】
骨の量が減って骨が弱くなり、骨折しやすくなる病気です。近年寿命が延び、高齢者人口が増えてきたため、特に問題になってきています。日本では、約1,000 万人の患者さんがいるといわれており、高齢者人口の増加に伴ってその数は増える傾向にあります。骨の構造から見ると、皮質骨よりも海綿骨で骨の量の減少が明らかです。海綿骨の量が減ると複雑にからみあったジャングルジムのような網目構造がくずれて、あちこちでジャングルジムの「棒」(骨梁:こつりょうといいます)がなくなっていくので、骨が弱くなるのです。
骨粗しょう症の症状
■ 骨の構造
骨の構造

骨は「皮質骨(ひしつこつ)または緻密骨(ちみつこつ)」と「海綿骨(かいめんこつ)」という 2 種類の骨から成り立っています。
皮質骨・・・硬くて緻密な骨
海綿骨・・・小さな細い骨がジャングルジムのように複雑に組み合わさった構造。拡大してみるとスポンジのように見えます。腕や下肢などの長い骨は皮質骨が厚く、衝撃に強い構造をしています。一方、背骨などは海綿骨の割合が高く、カルシウムの代謝などの影響をうけやすい構造をしています。

■ 骨の役割
骨の役割

臓器を守る・・・脳や心臓、肺など、やわらかい臓器を囲んで外部の衝撃から守ります。カルシウムを蓄える・・体に必要な栄養素であるカルシウムを蓄えます。全身のカルシウムの 99 %は骨に存在しており、血液中や細胞内のカルシウムが不足すると、少しずつ骨から溶け出します。骨髄で血液成分をつくる・・骨には「骨髄(こつずい)」と呼ばれる部位があり、そこで赤血球、白血球、血小板などがつくられています。

■ 破骨細胞・・古くなった骨を溶かしていく ■ 骨芽細胞・・新しい骨を作り修復する
骨のイメージ

皮膚と同じように、骨も新陳代謝を繰り返しています。つまり、古い骨を壊し、新しい骨を作るというサイクルを繰り返し、骨のしなやかさや強さを保っているのです。これを骨の再構築と呼びます。ここで重要な働きをしているのが、「破骨細胞(はこつさいぼう)」と「骨芽細胞(こつがさいぼう)」です。破骨細胞・・・・古くなった骨を溶かしていく(骨吸収:こつきゅうしゅう)骨芽細胞・・・破骨細胞によって溶かされた部分に新しい骨を作り修復する(骨形成:こつけいせい)

食事・運動・生活環境に気をつけて、骨粗鬆症を予防しましょう。!

体に入ってくるカルシウム・・腸から吸収されるカルシウム
体から出て行くカルシウム・・古くなった骨が代謝されたときに尿中からと、消化液に含まれて便に排出されるカルシウム体の中に入ってくるカルシウムより、出て行くカルシウムのほうが多ければ、当然骨のカルシウム量は減っていくことになります。すなわち、体のカルシウム貯蔵庫である骨から、どんどんカルシウムが出て行くことになるのです。逆に、入ってくるカルシウムのほうが多ければ、骨を増やすことが期待できます。また、ピークボーンマス(人の一生のうちで最大の骨量)を若い時期にできるだけ高くすることが大切です。たとえて言うなら貯金が 沢山ある人と 少ししかない場合に、同じようにお金を使っていったら先になくなるのは、貯金が少ない人からです。骨量でも同じことが言え、骨の貯えが多ければ多いほど、閉経・加齢などにより骨量が減っていっても余裕がでてくるのです。

一日に必要なカルシウム・・・カルシウムの収支をプラスにするためには
1 日 560mg 以上のカルシウムを食物からとる必要

カルシウムを多く含んでいる食品

■牛乳・乳製品
チーズ類・プレーンヨーグルト・牛乳・低脂肪乳・エバミルク
■業界類
干しえび・煮干し・桜えび・しらす干し・ししゃも・真いわし丸干し
■大豆・大豆製品
凍り豆腐・油揚げ・がんもどき・納豆・豆腐・おから・豆乳
■野菜
ひじき・まこんぶ(素干し)・切り干し大根・だいこんの葉・カブの葉
◆[特に]多い食品

・プロセスチーズ1切れ( 20g )・・約 166mg 
・干しえび・・大さじ 1 ( 8g )・・ 568mg 
・納豆1パック( 50g )・・45mg 
・干しひじき・・大さじ 2 ( 10g )・・140mg

■ビタミン D はカルシウムを効率よく吸収するために必要

ビタミンDは食物にも含まれていますが、日光浴をすることによっても皮下で合成されます。皮膚の中にある「プロビタミンD」が紫外線の作用でビタミンDになるのです。ビタミンDは肝臓・腎臓で「活性型ビタミンD」に変化して腸からのカルシウム吸収の手助けをしますので、肝臓・腎臓に障害があるとカルシウムの吸収が低下する原因になるのです。ビタミンDの 1 日所要量は成人で 100IU ( 2.5 μ g )とされており、食物では主に魚介類に多く含まれています。■ビタミンDが多い食物・・・しらす干し・さけ ( 生 ) ・めかじき ( 生 ) ・かれい ( 生 ) ・うなぎの蒲焼き・干ししいたけ ( どんこ ) ・さんま ( 生 ) ・さば ( 生 ) ・ほんまぐろ ( 脂身・生 ) ・天然ブリ ( 生 ) ・かつお ( 生 )

■マグネシウム不足も骨に影響
マグネシウムはカルシウムとともに骨の健康に関係します。 1 日の所要量は約 300m gとされています。ただ、たくさんとればいいのではなくカルシウムとのバランスが重要で、カルシウム 2 に対してマグネシウムは 1 くらいがちょうどよいとされています。■マグネシウムの多い食物・・・玄米・糸引き納豆・大豆 ( 乾 ) ・かき ( 生 ) ・ほうれんそう ( ゆで ) ・ごま・ひじき・ほんまぐろ ( 赤身 ) ・いか ( 生 )
骨粗鬆症の早期発見には、骨検診(骨ドック)を受けるとよいでしょう。・・・何歳くらいから受けるとよいの?
女性の骨量は 50 歳を過ぎると急激に低下します。できれば 40 歳くらいまでに一度骨量を測定しておき、ご自分の骨量のピークを知っておくとよいでしょう。閉経後は年 1 回ずつの測定で経過を観察するとよいようです。また男性は腎臓・胃腸の病気や長期の寝たきり状態などがなければ、 70 歳くらいまでは骨量測定の必要はないと言われます。
未来のイメージ
 
 
 
   
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